『駅』制作者レポート
■第二回:秋里 京子さん(2004/01/11)
『駅』制作者レポート。第二回は『雲上王』『満月の夜の姫』でおなじみの秋里 京子さんに来ていただきました。
秋里さん、本日はどうぞよろしくお願いします。
秋里:
よろしくお願いします〜。
では早速質問の方に入らせていただきますが。
まずは『駅』に参加することになったいきさつを簡単にお教えいただけますでしょうか。
秋里:
ええと、確かみゃこさんとモトトさんでしたでしょうか。一緒にチャットをしておりまして。
その時に「町をフラフラ歩き回るゲームとか作りたいな〜」とみゃこさんがおっしゃったんです。
私も「いいですね〜」といって話をしているうちになんだかドンドン話が進んできまして……いつの間にか、といいますか。
そうして話で盛り上がっていったのをみゃこさんが形にされた、と。
秋里:
そうですね。
ではそのときから、もし本当にできたら参加しよう、という気持ちはあったんですね。
秋里:
というより、初めから参加することになっていたような……。あれ、参加することになってるゾ? みたいな(笑)。
ああ……なるほど(笑)。
で、実際に企画が始動しまして、現在ではかなり形になってきた『駅』ですが。最初のチャットで話をしていた頃と比べて、イメージや印象といったものは変わりましたか?
秋里:
かなり変わりました。
特にここは変わったなあ、と思われることとかはありますか?
秋里:
最初はただ、のんびりぶらぶら作った人だけで楽しむみたいなゲームを想像していましたので……。実際製作が始まると、各駅自体がみんな華やかで凝っていたりして、イメージが違いました。
確かに現在の『駅』はかなり凝った作品に仕上がっていますよね。何げに秋里駅も結構凝っている気がします。
秋里:
秋里駅なんて最初「天然温泉」の駅になるはずだったんですよ。
おお、それは初耳です。
秋里:
今は各駅それぞれが一つの作品といっても良い感じですね。
ええ。プレイヤーさんにもそんな気持ちで楽しんでいる方は多いと思います。
『駅』の制作は楽しいですか?
秋里:
はい。楽しいです。
他駅が更新された時などは、いそいそプレイしてしまいます。
やはり個人制作とは違う魅力が?
秋里:
そうですね。例えると、交換日記をつけているような楽しさでしょうか。
製作自体はほとんど個々別々なのですが、どこかで一緒に作業をしているみたいな感じがして。
うまく表現できないのですが、他駅や他駅の制作者さんたちの個性が見えてくるのが楽しいといいますか。
何というか……遊んでいても妙な一体感がありますよね。
秋里:
ありますよね〜♪
やっぱり制作者の皆さんがそれぞれで『駅』というフィールドを楽しんで、それぞれを尊重して制作なさっているからこそなのかもしれませんね。
……さて、それでは次に秋里駅についてお聞きします。
秋里駅、駅ポータルサイトで設置している人気投票では、ダントツのトップです(笑)。
秋里:
ありがとうございます〜。
秋里駅は、キャラクターがかなり生き生きと動いていますよね。やはりキャラクタ造型に最も力を入れられたのでしょうか?
秋里:
今回はキャラクターは自然とついて来た感じですね。
アルトの「日記」だけで、物語をいかに解ってもらうかに苦労しました。
秋里駅は日記を読み進めることで物語がひもとかれてゆく、という感覚が楽しいですよね。
他にこういうところにはこだわった、という点などありましたら教えてください。
秋里:
……どこにこだわったろう(笑)。
実は密かに「漫才師度」がはかられるようになっているとか。
おお。密かにそんな怪しげなシステムが(笑)。
それを知った上でプレイすると、また違った楽しみがあるかもしれませんね。これを読んでいる皆さんも、ぜひそれらしいポイントを探してみてください(笑)。
秋里:
ぜひぜひ。結果発表できるかどうかわかりませんけど〜(笑)。
ここまでの制作でしんどかったなあと思うこと、ここは失敗したなあと思うことはありますか?
秋里:
しんどかったのは、文章が苦手なので日記の本分と、一人頭の一回の制作期間が短いのでテストプレ ー。
失敗したな〜というのは……。もっと他の人みたいに「町」風にすれば良かったかも、ということでしょうか。
なるほど。
でも個人的には今の秋里駅の駅前という感じもイイと思います。
秋里:
ありがとうございます。こうなったらこのまま突っ走ります。
さて、かなり長いインタビューでお疲れかと思われますが、あと二つほどだけ。
これは恒例の質問にしようと思っているのですが……(笑)、自駅以外で、秋里さんお薦めの駅がありましたら教えてください。
秋里:
どの駅もホントにお薦めなのですが、個人的にハマってしまったのが五三郎駅です。クールにブラックなところがなんとも。
五三郎駅は中毒性の高い駅ですよね。第一回のみゃこさんもお薦めに挙げていらっしゃいました。
では最後に。秋里さんの『駅』にかける意気込みや今後の動向、読んでくれた皆様に一言などありましたらお願いします。
秋里:
ほんの少しだけでも、プレーヤーの皆さんの心に残るような駅作りをしたいです。
あと、細かいバグ取り頑張ります。
どうもありがとうございました。
『駅』制作者レポート。第二回は秋里 京子さんにおいでいただきました。お疲れさまでした!
秋里:
どうもありがとうございました。
(2004.01.09)
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